「僕が輸出するのは日本のスタイルではなく、クオリティーです」 DEAR Styalist 小出龍一さん

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本日は酔いどれインタビュー!

Hair Salon DEAR Stylistの小出龍一さんとご飯をご一緒させて頂きながらお話を伺います!

 

夜19時、タイの中心地ASOK駅での待ち合わせ。

改札を出るとこの蒸し暑い天候の中で、ジャケットを着込み、真っ赤なトートバッグをさげた、「いかにも」日本人の美容師とおぼしき人物が!!

 

声をかけようとしたら、通りがかりの人に道を聞かれていました。

丁寧に回答してあげているようで、待つこと5分。。

 

鈴木:こんばんは!小出さんですか?

小出:そうです!!さぁ早速お店行きましょうか!!(いきなり声大きい。)

 

・・・・・・・・

 

この人!!

 

テンション高め!

 

あと、なんかチャラい!!!

 

でもこういうノリ大好きです!笑

 

歩いてすぐの小出さん曰く「美味しいらしい」お店に入り、早速ビールのご注文。

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鈴木:小出さんは今はバンコクで働いていらっしゃいますけど、以前にも来られたことがあったんですか?

小出:バンコクは4,5年前に初めて来て、その時にアジア超楽しいって思ったんですよねー。そしてその時にあ、外に出ようって思ったんです。でもまさか本当にここで働くとは思ってなかったですけどね!笑

鈴木:その時は旅行だったんですか?

小出:バンバン旅行っす!しかも男二人で色々回って「すげー」ってなって、女の子のお店も行って「なにこれー」ってなってました。笑 そこからタイは色々回ってパタヤとかプーケットなんかにも行きましたね。

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小出さんに衝撃を与えたバンコクの歓楽街

 

鈴木:小出さんは最近までいろんな国々の美容室を回っていたんですよね?

小出:本当ついこの間までっすねー!今年の3月まで都内の美容室で働いていて、辞めてその後4ヶ月くらい東南アジアの美容室を転々としてたんですよ。本当鈴木さんと同じ感じで、色んな土地の美容室の扉を叩いては、1週間とか2週間無給でいいから切らしてくれーって感じで働いてたんですよ。そういったことを各土地各土地で繰り返してたんですよね!

 

鈴木:バンコクで落ち着いたのはなにか理由があったんですか?

小出:今のお店が2店舗目をオープンするってなって、ビザとか待遇の面で優遇されたのでバンコクに舞い戻ったという形ですね!

 

鈴木:僕の中で一つ疑問があって、これは僕の持論なんですが、都内の美容院で髪の毛を切っている美容師さんて、アジアの中でも技術とかセンスとかトップレベルなんじゃないかなと思うんですよね。その美の最前線で戦っていた小出さんが、わざわざ東南アジアに出てみようって思ったのはなんでなんですか?

小出:んーそれはですね、僕は生まれが神奈川なんですね。子供の頃からすぐ近くに「東京」があったので、東京という街に関する憧れってなかったんですよ。なので「東京」の美容室で切っているからすごい・偉いとかはそんなことは全然思っていなかったってのがまず背景にありますね。

あとは僕の場合、スタイリストになるまで毎日練習して早くスタイリストになりたい!っていう思いがあって、そしてスタイリストになったらこういう役職につきたい、売り上げをあげたいっていう目標があったんですが、ある時自分のモチベーションが安定期に入っちゃったんですよ。

今までは何かガムシャラに向かえる目標があったんですけど、それが無くなって毎日の中に刺激がなくなっちゃったんです。

そんな時にさっきお話をしたアジア旅行に行ったんですね。

アジアってなんか街歩くだけでちょっと怖いじゃないですか。バンコクだったら東京にもないような綺麗なショッピングモールがあるかと思ったら、すぐ裏側はスラムになってたり。ランボルギーニを乗り回してる連中のすぐそばで、物乞いが座り込んでいたり。

そういうカオスな感じを僕は見たことがなかったし、なぜかその時すごくワクワクしたんですよね。だから海外に出よう!ってなりました。

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お酒も進んで、話も盛り上がります。

 

鈴木:ちなみにアジア以外では働こうと思わなかったんですか?

小出:んーヨーロッパとかもいいかなと思ったんですけど、美容師っていう職業に関してだとやっぱり人種の壁って大きいなって思っていて、自分に近い人種に人にしか切って欲しくないって思う人も少なからずいると思うんですよね。例えば日本人でもそうだと思いますよ。もしフィリピンのカリスマ美容師に切ってもらえるってなったら、切ってもらいますか?

鈴木:んーあまり思わないですね。

小出:やっぱりそうですよね!これって人種差別ではないけれども、文化や価値観が違う人には切ってもらいたくないっていうのは仕方がないかなと思うんです。

あとは髪質の違いも関係してますね!

鈴木:髪質ですか?

小出:日本人だけじゃなくて、アジア人て髪の毛の量が多いから梳(す)くっていう文化があるんですけど、ヨーロッパの人は髪のボリュームが少ない人が多くてすぐペタンってなっちゃうから、ボリュームアップしたいって人が多いんですよ。そうなると、美容師の求められるスキルが真逆なんです。それを考えると東京で培った技術を100%発揮できるとしたら、アジアだ!って思ったわけです。

 

鈴木:バンコクでタイ人のお客さんを相手にする時に、価値観が違っていて大変だったこととかありますか?

小出:タイの女性の話なんですけど、日本人女性ってどちらかというとフェミニンというか可愛らしい髪型を好まれる方が多いんですよね!でもタイはどちらかというとSEXY、綺麗、Cool Beautyっていうスタイルを好まれる方が多くて、お客さんからイメージと違う!って言われたことは何度もあります。でもその度にちゃんと学んで覚えていっています!

でも最近思うのは、これからはこういった国ごとのスタイルの違いっていうのがどんどん無くなるんだろうなって思います。

鈴木:確かにインスタとかやっていると、国に縛られずに好きなスタイルをフォローできますもんね!

小出:そうなんです!もう自分が好きなスタイルを、自分の感性の赴くままにゲットできる時代になってきているんですよ。そして、そういった自由なスタイルに対しての許容があるのは日本人より外国人に多いかなと思うので、気づいたら日本だけ取り残されている可能性もあるなって感じてますね。

鈴木:少し前のガラケーに状況が似ていますね。iphoneが発売される前の日本の携帯市場みたいな。

小出:まさにそれですよ!美容業界も日本独自のスタイル!とか言っていたら、どんどん世界から取り残されるんじゃないかなと思いますね。

日本人て井の中の蛙なんですよね、確かに自分たちが作っているものはクオリティーが高いんだけど、周りを見ようとしないかなと。

鈴木:その話めちゃくちゃ面白いですね。

小出:海外で働いている美容師はみんな口を揃えて言うんですけど、

「日本のクオリティーを輸出すべきで、スタイルではない。」

というのが共通してるんです。

確かに日本でウケている髪型でも、海外にそのスタイルを輸出したら万人にウケるのか?って話ですよね。絶対にそれは違うし、なら日本のスタイルではなくて、クオリティーを輸出しなきゃなと思いますね。

なので、日本の美容業界のスキルのクオリティーの高さも残しつつ、海外のスタイルも吸収するといった柔らかい頭をこれからは持っていかないとだめなんだと思います。

 

鈴木:美容業界においても、日本の常識を持ち出さずに自分自身が周りの環境に適応してそこから新たなものを生み出していかないとだめだということなんですね。貴重なお話ありがとうございました!

最後にこれから海外に飛び立つ・海外に興味を持っている若者へ向けて、一言メッセージをお願いいたします!


Hair Salon DEAR Stylist 小出龍一さん

 

 

ちなみに折角お会いできたのでしっかり刈り上げてもらいました!

素敵な美容院で、その空間は日本にいるみたい!

在タイの方々、是非行ってみてくださいね!

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⬇︎

 

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刈り上がり後です!

すでにブログには登場してますが、小出さんの次にインタビューさせてもらった幡野未来さんと一緒に!

 

今回インタビューさせて頂いた小出龍一さんのブログです。

バンコクでの日々を綴られています!是非読んでみてくださいね!

 

「バンコクの美容院で頑張る美容師のブログ」

http://ryuichi-koide.asia

 

 

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著者プロフィール︎

20160707165740

鈴木太郎(Suzuki Taro)

旅するフリーランサー、1989年8月13日生まれ。 サントリーに3年勤務後退職し、海外で活躍する日本人をインタビューしながら世界一周をするプロジェクトを実施。 アメリカDisney Worldスタッフ、サントリー酒類営業、MATCHA地域統括マネージャーなどを経て、現在はフリーランスとして活動中。Webサイト制作やWebメディアでのライターなどをしています。パリ在住。

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