僕は自分が辛い時に誰かを頼ることができない人間だ

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ふと考えてしまった。

周りの人たちは自分が辛い時や困った時はどうしているんだろう。

 

そんなことを考えていたら、結局答えは出ないままだった。

だって、僕は自分が辛い時に他人に頼ることができない人間だったからだ。

 

自分のことは自分自身で決めてきた

いつからだっただろう。

自分のやるべきことは、自分自身で決めてきた。

 

元々自分自身の考えが第一だと考えていたのか、それともただ他人のアドバイスを聞くことが嫌だったのか、そんなことは覚えていない。

 

ただ、僕はいつの間にか自分の弱みを誰かに相談することができなくなっていた気がする。ある人はそのことを僕が「強い人間」なんだと言う、でもそれは正しくはない。

 

子供っぽくいえば「かっこつけマン」、中学生っぽく言えば「自己中」、大人の世界で言えば「ただのわがまま」なのかもしれない。

 

自分がやっていることや、やってきたことに対して間違いだなんて感じていないし、間違いだと感じていないからこそ、自分が辛くなった時に誰かに自分の愚痴を聞いてもらうということができなかったのかもしれない。

 

年齢が二十歳を超える頃からは、どちらかというと僕は周りの人の弱音を聞いてあげることの方が多かった。「勉強が辛い」「恋愛が上手くいかない」「仕事を辞めたい」、弱音の内容は様々だったけど、そういった内容に対して自分の気持ちは押し殺して、「わかるわー俺も同じだもん(笑)」みたいな軽いノリで答えていたと思う。

 

きっと僕が弱音を吐かないからこそ、僕の周りの人は僕に頼ってきてくれたんだと思う。そして、僕には弱音を吐いても大丈夫だと感じてくれていたんだと思う。

 

でも自分自身が誰かにすがりついて助けを請いたということがないことに、今になって気がついた。

 

これは逆に幸せと言えるのか?

だって誰かにすがりつくほど自分が困ったことがないということかもしれないから。

 

いや、でも思い返してみると、サラリーマン時代に仕事が辛くて逃げ出したくなったことなんてたくさんあるし、世界一周中にはある国で不法入国の疑いがかけられて捕まりそうになったし、フランスに来てからだって、家も仕事も財産もゼロになったことだってある。

それでも誰かに助けてくれと言えなかったのはどうしてだろうか。

 

ただ単に自分を押し殺していたのかもしれない。

本当は喉の奥から手が伸びるほど助けてほしいけれど、その手を差し出すことができなかったのか。

 

きっとこれは後者だと思う。

 

正直、子供の頃を振り返っても自分ができないことで、悔しくて、惨めで、情けなくて涙を流すことはいくらでもあった。

 

ただみっともなくて親の前でも、友達の前でも泣きたくなかったから、いつの間にかそういった感情を人前に出すことができなくなってしまったのかもしれない。

 

高校生になっても、大学生になっても、そして大人になってからも自分の弱さで涙することが、実はある。

 

恥ずかしくて絶対に他人に見せられないと思っているし、もちろん見せたことはないと思う。

 

きっと今まで付き合ってきた女性の前だとか家族の前でもそういったこと自分を見せてはいないと思う。

 

自分自身で決断した後に、それを周りに共有していた

大人になってから、多くの決断をしてきた。

 

自分自身で全ての決断をしてきたけれど、もしかしたら普通の人なら家族や友人や恋人などに相談をして決めることなのかもしれない。

 

世界一周をするために会社を辞めるときも、会社を辞める前提で家族にその話を伝えた。

 

フランスで1年間の間フリーランスとして働くといったときも、全て自分の意思で決めて誰にも相談していなかった。

 

自分で仕事をしていこうと考えたときは、さすがに親には少し話をしたのかもしれないけれど、それも決定事項として伝えたことだと思う。

 

今さらになって弱音も吐いていかなきゃと感じた

もうアラサーにもなる僕がこんなことをいうのは可笑しいのかもしれないけれど、僕は今まで人との向き合い方が下手くそだったんだと思う。

 

今まで僕は自分の弱みは出さずに、自分の良いところばかりを見せようとしていたような気がする。周りは自分の良いところばかりしか見ていないから、僕の弱いところまではわからない。

 

そんな僕なのに、周りに多くの友人がいてくれた僕は本当に幸運だった。

そして、そんな環境に満足していたんだと思う。

 

 

フランスで一人きりのフリーランスになってみて、わかったことがある。

 

孤独は辛く・寂しく・大変なものだ。

 

一人で仕事をいくら頑張って成果をあげようとも、孤独はとても辛い。

誰かを頼るということができないからこそ、誰かと一緒に同じ方向を向いて仕事をできないからこそ、一人という人間の限界やちっぽけさといったものをとても感じるようになった。

 

やはり人間は一人では生きていけないのだ。

 

もしかしたら、今の僕はいままでの中で一番過酷な状況にいるかもしれない。自分が生きるためのお金、生活を異国の地で一から自分で作り出さなければいけない。

 

人によっては僕の生き方を羨ましいという人もいるかもしれないが、僕は絶対におすすめしない。羨ましいなら、家も職もお金も持たずにただ海外へと出てみれば良い。それで1年間ほど食いつないでみればいいと思う。

 

話が逸れてしまったけれど、僕が何が言いたいかというと人は一人では生きていけないということだ。

 

ただ、もし本当にとても心身ともに強い人ならば、一人でも大丈夫かもしれない。でもそんな人に僕は出会ったことはない。

 

僕は今まで自分の弱みを誰かに見せることをしてこなかった、それはただ単にかっこ悪く感じていたから。でも今は、誰かに自分の弱みを見せられないということこそが、すごくかっこ悪いことなんだなと感じている。

 

人は一人では生きていけない。

 

僕は一人では生きていけない。

 

自分の弱み、自分のかっこ悪さをさらけ出して、もっと自分らしく生きて、人と関わり合っていこうと思う。

 

 

 

これからはもう少し、かっこ悪く生きてみてもいいかな?

 

 

 

 

僕の人間臭い記事に興味がある方はこちらもどうぞ。きっと興味を持っていただけると思います。

半年後、日本へと帰国したら会社を立ち上げます。僕がやろうしていることを皆さんにお伝えさせてください。

僕が世界一周に行く理由 前編

 

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著者プロフィール︎

20160707165740

鈴木太郎(Suzuki Taro)

旅するフリーランサー、1989年8月13日生まれ。 サントリーに3年勤務後退職し、海外で活躍する日本人をインタビューしながら世界一周をするプロジェクトを実施。 アメリカDisney Worldスタッフ、サントリー酒類営業、MATCHA地域統括マネージャーなどを経て、現在はフリーランスとして活動中。Webサイト制作やWebメディアでのライターなどをしています。パリ在住。

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