インタビュー

INTERVIEWS「海外ノマド女子」・フリーライター 豊永奈帆子さん

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海外でノマドをしながら暮らすという働き方を実践し、その様子を記事として発信していた豊永さん。

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私自身も、会社員時代に彼女の記事に出会い、そして大きな影響を受けました。

今回、上海で豊永さんとお会いすることが出来たため、彼女の海外に対する考えやノマド生活のこと、そして日本の若者に対する意見を伺いました!

豊永奈帆子

パソコン1台で働きながら、1ヶ月ごとに違う国へ移動する「海外ノマド女子」フリーライターとして働く傍ら、メルマガ、Youtube投稿など行う。早稲田大学国際教養学部出身。大学卒業3ヶ月後に日系営業担当として半年間台湾へ赴任。2013年1月より香港の外資系会社で勤務。2014年4月より半年間の海外ノマド生活を経て2015年より上海勤務。著書「今日から出来る異文化交流 カウチサーフィンGUIDEBOOK

ブログ:http://jp.nahokotoyonaga.com/ 

YouTube:https://www.youtube.com/user/naponapo27

Twitter/instagram : napo127 

NOTE: https://note.mu/nahokotoyonaga(海外ノマド中の日記公開中)

 

大学卒業後、すぐに海外にて勤務。その後ノマド生活へ。

鈴木:まずは自己紹介と現在のお仕事について教えていただけますか?

 

豊永:豊永奈帆子です。現在は上海の企業に勤めて、営業の仕事をしています。

 

鈴木:豊永さんは私と同じ26歳ということですが、すでに海外で様々な経験をされてますよね?そのことについてお話していただけますか?

 

豊永:大学時代に北京に1年間留学をしたんですが、そこから海外にすごく興味を持つようになり、卒業後は海外で働こうと考えるようになりました。なので就職活動でも、すぐに海外に行かせてくれる会社に絞り就職活動を行いました。そして実際に入社した日系のweb広告の会社では、入社後の3ヶ月こそ日本でしたが、4ヶ月目からは台湾に駐在となりそこから半年ほど勤務しました。

海外で働くという目標は叶えることができたんですが、どうせ海外で働くなら日系ではなく外資の会社でも働いてみたいなと思いが強くなり転職を決意しました。

新しい会社はカナダの会社で、私はその香港支社で勤務を始めました。

ちなみにその会社では日本人は私一人で、日本のクライアントは全て私の担当でした。日本に関する全ての仕事を私が担当しなければいけないということは大変でしたが、それだけやりがいもありましたね。

そしてその後なんですが、私は学生時代からずっとブログをやっていたんです。そして一度フリーランス、ライターとして生活してみたいと思っていたんですよ。なので、会社を辞めて約半年ほど東南アジアを周りながらノマド生活をしてみたんです。笑

”ノマドとは:ノマド(nomad)は、英語で「遊牧民」の意味。 近年、IT機器を駆使してオフィスだけでなく様々な場所で仕事をする新しいワークスタイルを指す言葉として定着した。 このような働き方をノマドワーキング、こうした働き方をする人をノマドワーカーなどと呼ぶ。”

 

海外ノマド女子として、一躍有名に!

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鈴木:ノマド生活での期間はどういった方法で収入を得ていたんですか?

 

豊永:主にライターとしての活動ですね。媒体で記事を書いていたのがメインで、あとは自分のブログやメルマガでの収入で少しあったので、それで稼いでいました。

 

鈴木:そうだったんですね。そしてそのメディアで執筆をしていた際に豊永さんが一躍有名になったんですよね?

 

豊永:そうですね。笑 Gigazineで書いた記事が堀江さんに取り上げられたんです。「この子のやっていること面白い。」みたいな感じで。笑 そこからNews pickに載ったりして、いろんな方に知ってもらったんですよ。やっぱりGigazineみたいな大きな媒体だからこそ堀江さんに読んでもらえたと思うし、その後堀江さんというインフルエンサーからさらに多くの人に広まったので、どこに記事を書くのかとか誰にシェアをしてもらうかということもとても大切なことなんだと感じましたね。

 

鈴木:話を聞いていて、とても勉強になります!ちなみにそのノマド生活の際にはどんな1日を送っていたんですか?

 

豊永:うーん、めっちゃ節約生活をしていました!笑 私は基本的にゲストハウスに泊まってました。朝起きて記事を書いたりして、ゲストハウスで集中できないときなんかは、近くのカフェに行ったりですね。ただやっぱり仕事と旅を両立するって難しいなぁと思うこともあって。というのもゲストハウスに泊まっている人って、基本的にお休みで旅行に来ている人じゃないですか。なので、いろんなお客さんから「明日◯◯に行くんだけど、一緒に行かない?」なんて誘われることも多くて。なのでそういった時に自分を律するのは大変でしたね。

 

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参照:世界新聞

海外ノマド生活時の豊永さん

 

鈴木:そしてそのノマド生活も半年ほどで終えられましたが、辞めようと思ったきっかけは何だったのでしょう?

 

豊永:私自身、ノマド生活をする前は一ヶ月に一度違う国・場所に移動して暮らしてみたら、絶対に楽しいだろうな!と考えていたんです。でも実際にそういった生活をしてみると、一ヶ月って実はすごく短い期間だしなかなかそこまで仲の良い友人というのもできなくて。そうなった時に、実は短いスパンで色々な場所で暮らすことよりも、一つの場所にある程度の期間住むことの方が楽しいんじゃないかって思うようになったんです。なので、本当はもう少し長くノマド生活を続ける予定だったのですが、精神的にキツくなってしまったのと、体調を崩してしまったこともあって少し終了を早めてしまいました。

 

鈴木:ノマド生活にもそんな裏話があったんですね。でも旅をしている身として、その気持ちはわかります。確かに一つの場所に長く滞在をすると、自分より早く周りの旅人がその場所を離れていってしまうことも多いですから。

 

豊永:そうなんです。なので、もう一回一つの場所に留まって、働こうと思って来たのが上海なんです。

 

海外ではキャリアアップさせたい人ほど転職をしている。

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鈴木:上海に決めた理由というのは?

 

豊永:学生時代に勉強していた中国語をさらに伸ばしたいなと思ったことと、以前は北京に住んでいたので次は上海が良いな!って思ったくらいですかね。笑

 

鈴木:豊永さんは今まで何度か転職をされてますけど、いつも次の仕事というのはすぐに見つかるんですか?普段はどういった方法で転職をされているんですか?

 

豊永:私の場合は転職のためのエージェントを使うこともありますし、あとはLinkedinなんかも活用します。Linkedinなんかは自分の今までの実績や今探している仕事などをちゃんとアップデートして書いておけば、知らないうちに相手から声がかかるなんてこともありますからね。

 

鈴木:やはりLinkedinは、海外の転職の場ではとても重要なものなんですね。もし海外に転職したいと考えている方がいたら、是非利用したほうがいいということなんですね。

日本では転職を多くしている人は、一つの環境で働くための忍耐力が無いなどマイナスのイメージを持たれることもありますが、海外における転職のイメージというものはいかがですか?

 

豊永:そうですね。正直、海外では、転職に対するイメージは日本より悪くないと思います。例えば中国においては「もっと上にあがりたい、もっと稼ぎたい」という人ほど転職をする人が多いです。自分の能力を認めてもらっての転職だと、私の年齢でも給料が以前の1,5倍~2倍などになることも少ないですので。やはりステップアップを考えている人は自分の能力をプレゼンして企業や社会に認めてもらうということをしています。

 

鈴木:やはり海外だと転職もプラスのステップアップとして捉えられるんですね。日系企業、外資系企業の両方で実際に働かれた豊永さんですが、それぞれで働いてみた感想というものはありますか?

 

豊永:やはり日系企業は周りからのサポートが厚いというのは感じますね。それに成果のみだけでなく、仕事の姿勢などを見てくれるのはすごく良いところかなと思います。それと比べると外資系はやはり成果重視ですね。成果を出せていれば、あまり仕事に対する態度というのはそこまで注視されないので、ある意味自由な形で仕事ができると思います。どちらがいいかと言われると、正直難しいですね、両方良い部分やそうでない部分もありますし。

 

鈴木:豊永さんは大学卒業後ずっと海外で活躍されていますが、最近、日本では学生や若い世代の社会人の海外離れが注目されています。そういった点についてはどう思われますか?

 

豊永:私としては海外に興味を持つかどうかというのはやはりどういった「きっかけ」に接するかなのかなと思います。実は私は中学生の頃にオーストラリアに住んでいたのですが、当時は海外の生活に対しては嫌いではなかったものの、ずっと海外に住みたいとも思っていませんでした。実際、大学では日本に帰ってきましたし。

ただ、私が入学した大学が早稲田大学で国際教養学部だったんです。そこは一年間の留学が義務付けられている学部なんですね。留学前はサークルやアルバイトでそれなりに充実した学生生活を送っていたんです。でも実際に中国に留学してみたらそれが楽しくて。笑

そこからやっぱり海外への興味がさらに強まったし、海外で暮らしたいって思うようになったんですね。あとは海外に興味を持った別の理由として、元々人に会ったり、いろんな方の話を聞くのが好きだったんです。中国へ行った時に、私と考えの違う中国人、外国人の人に接する中でその環境がすごく楽しいと感じたんです。なので、元々そういった海外の環境であったり、異文化の中に身を置くということには向いていたのかなと思います。

 

鈴木:そうなんですね。いかに自分自身できっかけを作り、その環境に身をおいてみるかということも大切だということですね。

 

豊永:きっかけを作るといった部分に関しては、日本人はとても恵まれています。東南アジアを旅して感じましたが、こういった国の中には「日本やアメリカに行くことが夢!」と言っている人たちもいるんです。彼らは頑張って働いても、為替の部分でどうしても外国に行くことは大変です。それに比べて日本人は学生のアルバイトであっても10万円、20万円なんて稼げちゃうじゃないですか。海外に行けるチャンスというものはたくさんあるのだから、是非自分自身できっかけを作って欲しいですね。

 

鈴木:確かに日本人は経済的に考えて、海外に行けるチャンスという点ではとても恵まれていますよね。是非若い人たちにさらに海外へと目を向けて欲しいと思います。豊永さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

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著者プロフィール︎

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鈴木太郎(Suzuki Taro)

旅するフリーランサー、1989年8月13日生まれ。 サントリーに3年勤務後退職し、海外で活躍する日本人をインタビューしながら世界一周をするプロジェクトを実施。 アメリカDisney Worldスタッフ、サントリー酒類営業、MATCHA地域統括マネージャーなどを経て、現在はフリーランスとして活動中。Webサイト制作やWebメディアでのライターなどをしています。パリ在住。

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