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10年前のカナダ留学が、僕自身のルーツとなりました。

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僕が英語を本格的に勉強し始めたのが約10年ほど前。

高校生の時です。

僕の通っていた静岡県にある桐陽高校という学校には、在学中にクラス全員が1年間の留学をするためのコースがあり、僕はそこで3年間学びました。

元々、「なんとかなるだろう」と思って入学した僕は、当時大した覚悟もなく、出来る同級生たちにあっという間に置いていかれました。

3年間の英語を1年間で

高校2年生時に1年間の留学をするこのコースは留学進学コースと呼ばれ、学年に1クラスしかなく(20人前後)、学校内でも際立った存在でした。

一般の生徒が通う普通校舎ではなく、留学進学コースともう一つの短期留学コースしか入っていない校舎にて学び、そして僕らはその校舎の一番上階の一番奥。

なんだか他の生徒たちから隔離されているような環境で、毎日8時間の授業を受け、運動部活は入部禁止。

極め付けは1日の半分くらいは英語の授業という、まさに英語漬けの毎日。

留学に向けて、高校3年間で学ぶ内容を高校1年生の間には終えていました。高校1年生中にセンター試験の英語なども全てやっていましたね。

 

元々英語はできたのか?

今でこそ英語で会話はできるし、外国人と話す時に、ほとんどの意思疎通には苦労しません。

しかしながら、僕が高校生の頃は本当に英語が苦手でした。

中学生の時なんて、大体良くてテストは80点止まり、英検も持っていなかったんです。

正直言って、留学進学コースで学べるほどのレベルに全く達していなかったんですね。笑

ただ、だからこそ担任にはいつも叱咤激励されて自分は手を抜いてはダメだという気持ちになったし、この頃に英語の基礎を作ることができたんだと思います。

 

このコースで学んでいく中で、留学に対する覚悟というものを持つようになりました。

 

留学をするとは

留学をしたことがない人の中には、「留学すれば英語も話せるようになるんでしょ?私も留学行きたーい!」なんていう人をたまに見かけます。

ただ、これは大間違い。

留学に行っただけでは、あなたの語学は全く進歩しません。

生活の中の言葉くらいは覚えるかもしれないけれど、留学生は留学先で本当に努力をしているんです。

そしてそこで多くの人が頑張ることができるのは、留学中に言語の重要性というものに気がつかされるから。

それまで英語を学問として学んでいた人が、英語をコミュニケーションのツールとして捉えるようになります。

それに自分が英語を話すことができないと、海外での生活って楽しくないんですよね。周りが楽しそうにお喋りをしている中で、自分は置いてけぼり。自分もその中に入りたいって思って、帰宅したら必死にわからない単語を辞書で引くなんてことをするようになるんです。

だからこそ、覚悟がないと留学って出来ないと思います。

生半可な気持ちで留学へと行けば、きっとその人は途中で挫折してしまうでしょう。

 

カナダでの一年

高校2年時に、留学へ行かせてもらえるかというギリギリの点数で、なんとか学校に送り出してもらえたのはカナダ、エドモントン。

カナダの北西に位置しており、冬にはマイナス30度を記録するなど自然が豊かな都市です。

ここでの一年間というものは、僕の人生の中で大きな存在となりました。

ホストファミリーと暮らす中で、会話はもちろん英語。

いくら英語を学んできたからといって、最初はほとんど話すことさえできなかったのを覚えています。

学校の授業だってもちろん全てが英語。

数学、歴史、科学など正直ほとんど理解していませんでした、体育だけはいつも高い評価でしたけどね。

 

そんな留学生活の中で、僕の生活を大きく変えたことが部活動でした。

カナダの学校は日本の学校とは違い、部活をすることはあくまで個人の自由。

そしてスポーツの部活に入るためには、入部のための試験をパスしなければいけません。

そしてここで僕が選んだのが「アメリカンフットボール」。

最初アメフトをやると両親に伝えた時、母親からはやめてくれと言われたような気がします。(もちろん聞く耳は持ちませんでした)

 

昔から運動神経だけは良かったため、入部試験にも合格。(150人受けて50人が通るセレクションでした)

 

でもそこからが大変だったのを覚えています。

まずルールがわからないから、色々と説明をしてもらわないといけない。でもその説明は英語だから、必死についていかないとすぐに置いていかれてしまう。

そして実際にプレイするとなると、周りはみんな体がデカイし、プレイするのは怖い。

練習中にできる生傷が絶えませんでしたね。

 

でもそこで本当に多くの出会いもありました。

僕はチーム唯一の外国人だったので、周りが何かと気にかけてくれました。

試合で僕が初めて得点を決めた時なんて、みんなが本当に喜んでくれたのを覚えています。

 

彼らと過ごした時間が長かったからこそ、僕の語学が成長したことは間違いありません。

そしてこの部活動を通して僕が学んだことがあります。

それは、自分にとっては難しいだろうと思うことに敢えて挑戦していく姿勢です。

正直、この時の僕にとってはこの部活動というものは困難の何物以外でもありませんでした。もちろん途中で辞めたくなったこともありますが、それでも最後まで続けて、本当に良かったと思っています。

 

自分のコンフォートゾーン(自分が対応可能な範囲)から出て物事に挑戦した時、人は成長すると言われています。

カナダという地にてアメフト部に属するというのは、まさに自分のコンフォートゾーンから出ることの重要性を学ぶ、良いきっかけとなりました。

 

その時から僕はいろんなところで新しいことへと挑戦してきました。

もちろん今だって、世界一周ということへ挑戦している真っ只中です。

そして気が付いたのは、人って自分が本気で何かに挑戦していた時の記憶ってなかなか無くならないんですね。

もう10年も前のことなのに、しっかりと鮮明に覚えています。

 

自分が「今の自分」であるルーツは、まさにこのカナダ留学がきっかけです。

今後も自分のルーツは絶対に忘れることはないと思います。そしてもし自分がラクな道、半端な道へと流れてしまいそうになった時、昔の自分を思い出して自分自身を鼓舞したいと思います。

 

あなたが本気で挑戦したのは、いつが最後ですか?