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INTERVIEWS 「タイから日本へのインバウンドを仕掛ける。」株式会社グローバルネクスト代表 岡伸太郎さん

世界一周 インタビュー インタビュー-タイ タイ タイ-バンコク インタビュー-アジア

2016年、タイ・バンコクにてフリーペーパーのファッション雑誌を創刊される株式会社グローバルネクスト代表の岡伸太郎さん。

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なぜ今、ファッション雑誌なのか。

岡さんが考える、タイ人向けインバウンド事業への思い、今後の目標についてお話をお伺いいたしました。

鈴木:まずは岡さんのご経歴について教えて頂けますか?

 

岡:私の場合は高校を卒業した後すぐに社会に出たんです。一度社会で働いてから大学に行ったんですよ。当時、私の家にお金がなくて、母子家庭で母親に女手一つで育てられましたから高校卒業後に大学に行きたいということを母に伝えることができなかったんです。なので一度社会にでて、自分の稼いだお金で大学に行ったんですよ。

 

大学は最初は夜間(二部)の方に通って、その時は昼に仕事もしていました。その後仕事を辞めて、学業に専念するようになり、卒業をして広告営業の仕事に就職したんです。

 

鈴木:とても勉強熱心だったんですね!今の言葉を現代の大学生たちに聞かせてあげたいです!就職後はどんな生活を送られていたんでしょうか?

 

岡:広告営業をしていた時は東京と大阪を行ったりきたりするような毎日で、数年勤めたんですが身体を壊してしまったんです。その後また、別の広告営業の会社に転職をしたんですが、広業で担当するお客様が企業の社長ばかりだったんです。そういった方々とコンタクトを取ったり、接するうちに自分も自分で仕事をしたい、会社を立ち上げてみたいなと思うようになったんですよ。

 

その気持ちがどんどん強くなって、独立しようと思ったのが3年前です。

 

鈴木:現在のお仕事内容について教えていただけますか?

 

岡:タイで月間のフリーペーパーのファッション雑誌を手がけています。20代のタイ人女性をターゲットにタイ人女性のスナップや日本のアパレルブランドを紹介しています。実はこの事業は2016年から始まった新しいものなんです。それまでは日系企業のタイ進出支援などのコンサルティング事業や通訳派遣など、日系企業がタイで働くためのサポート全般を行っていました。今後は先ほどお話した出版業と今まで行っていた進出支援を並行して行っていきます。

 

東南アジアは圧倒的な韓流ブーム、でもJapanese Cultureの良さを伝えていきたい。

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鈴木:新しい事業にファッション雑誌を選んだのはどういった理由があったのでしょうか?

 

岡:正直、現在の東南アジアは韓流ブームなんです。ファッションや音楽などは韓国のものが圧倒的に人気があるんですよ。ただ、私としてはやはりCOOL JAPANと言われる日本の文化をこのファッション雑誌を通してもう一度広めていきたいんです。今中国人の爆買いがすごいと言われていますが、私としてはタイ人にもっと日本に訪れてもらい、そして日本でお金を使ってもらいたいと考えています。そしてもっと日本経済を潤して欲しいなと考えているんです。

なので内容にしても、先ほどお話したタイ人のスナップ写真だけではなく、例えば東京ガールズコレクションを紹介して、日本でのアパレル購入の促進をするであるとか、またこの東京ガールズコレクションというものの存在自体をタイ人に認知してもらいたいなと思っています。

 

鈴木:海外で会社を起こされましたが、それはなぜだったのでしょうか?

 

岡:独立しようとしていた当時、日本で仕事をすることへのネガティブ要素や個人的なマイナスマインドが多かったんです。なのでどうせなら海外で仕事をした方がチャンスがあるのではないかと思って、海外の市場を開拓し始めたんです。

 

鈴木:元々海外に興味はあったんですか?

 

岡:はい。学生の時にバックパッカーをしていたんですよ。全て合わせたら1年以上は海外を旅していたと思います。それと就職後に日本国内のみで仕事をしていたので、海外に飢えていたのもあります。会社員になってからは近場の韓国やハワイくらいしか旅行に行けていなかったし、やはり海外に行けるチャンスというのも料金が高くなってしまう盆休みや年末のみで、自分にとっては満足できていなかったんです。

なので、独立に合わせてタイ・ベトナムなど東南アジア諸国のリサーチを始めたんです。

 

タイを選んだのは、言葉の点で対等に勝負をしたかったため。

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鈴木:アメリカやヨーロッパなどは視野に入れていなかったんですか?

 

岡:これは言語の問題なんですよ。実は私はあまり英語はペラペラ喋れるほど上手ではないんです。そうなるとビジネスの際に、相手がネイティブやネイティブ並みに話せるビジネスマンだったら商談などで不利になると思ったんです。自分が上手く意思を伝えられないとなると、相手に商談の流れを持っていかれてしまいますからね。なので東南アジアのような英語を第二外国語としている国が良かったんです。こういったところであればお互い同じ土俵に立てますので。

 

鈴木:その中でもなぜタイだったんでしょうか?

 

岡:正直マレーシアでもベトナムでも良かったんです。ただ、当時外国人で唯一中の良かった友達というのがタイ人だったんですよ。笑 なのでタイにしたのはその友達の存在が大きかったからです。

 

日本のポップカルチャーはコアなファンが多い。ならば彼らの指示を集めようと思う。

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鈴木:今後は雑誌を通じて、インバウンド事業を促進しようというお考えですが雑誌以外にもメディア運営などもされるご予定はございますか?

 

岡:インバウンド事業の一環として、テレビ番組の制作も視野にいれています。タイ人向けに日本の文化や内容を紹介した番組です。そして今あるようなものと差別化させるために、エッジを効かしたものにしたいと考えています。例えば日本のポップカルチャーであるロリータやアニメなどを取り上げることで、コアなファンやユーザーを取り込んでいきたいですね。現在は雑誌のみですが、テレビ番組の制作も行うことで多媒体でのインバウンド事業に力を入れていきます。

 

鈴木:今後別の国に進出する目標などはございますか?

 

岡:近いうちにシンガポールでも事業を立ち上げたいと考えています。事業内容はご説明したファッション雑誌事業です。シンガポールこそ平均所得も高いですし、現在でも日本に多く訪れている国の一つです。このファッション雑誌のシンガポール版を制作することによって、シンガポール人の訪日をさらに加速させていきたいと考えています。ただまだタイの事業が始まったばかりですので、シンガポール事業にあてる人員も足りていないんです。笑 もしシンガポールでの事業に興味がある方がいたら、積極的に採用したいですね。そして、ちなみにタイでの事業に興味がある方も絶賛募集中です!

 

鈴木:事業拡大に伴い、さらにスタッフも必要になるんですね!話を聞いていると、事業拡大の勢いやスピード感が素晴らしいですね!

 

最後の質問となりますが、海外で働かれている岡さんにとって日本人の若者が内向き志向(海外で働くことに興味を持たなくなっている)と呼ばれていることに対し、どのようなお考えをお持ちか教えて頂けますか?

 

岡:日本のテレビ番組にも世界を紹介するコンテンツが色々ありますよね。世界の日本人妻は見た。とか、Youは何しに日本へ。とか。今の時代は実際に行かなくても十分に綺麗な映像が見れてしまいますからね。しかも無料で。それを見て、実際に行ってみたい!ってなるより、十分行った気持ちになった!ってなる人の方が多いのでしょうかね。テレビやネットの情報はタダ同然で、海外に行くのにはお金がかかりますからね。現実的な問題な気がします。

 

そして、日本全体では減少傾向だとは聞いて知っていますが、バンコクに関しては日本人の若者たちが増えているという話をよく耳にします。私の周りも20代半ばから30代前半の現地採用の日本人の知り合いが多いです。

日本国内で十分にやっていけるのであればわざわざ海外に行く必要はないと思います。

 

鈴木:世界を紹介するコンテンツを見ることで、すでにその場所に行った気になってしまう。確かに海外に行くには、お金も時間もかかってしまいますのでハードルが高いのかもしれませんね。

なるほど、バンコクでは増加傾向にあるのですね!それは、やはりバンコクという都市が発展傾向にあるからなのでしょうね。

貴重なお話をありがとうございました!